水耕栽培と聞くと、まず思い浮かぶのは屋内での栽培かもしれません。
外で水耕栽培するメリットってあるの?土栽培でいいんじゃない?って思った方、屋外での水耕栽培にも多くのメリットがあります。
特にトマトやキュウリのように高さやツルのある植物は、屋内での栽培が難しいため、屋外での栽培が理想的です。
今回は、屋外で水耕栽培を行う方法や注意点、メリット・デメリット、おすすめの屋外キットなど詳しくご紹介します。
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目次
- 屋外で水耕栽培するメリット・デメリット
- 水耕栽培とは何か?
- 屋外で水耕栽培するメリット
- 屋外で水耕栽培するデメリット
- 屋外で水耕栽培に適した場所
- 水耕栽培を始める方法
- 季節ごとの注意点と対策
- 春の水耕栽培
- 夏の水耕栽培
- 秋の水耕栽培
- 冬の水耕栽培
- よくあるトラブルとその解決策
- トラブル1:水溶液が薄まる
- トラブル2:根腐れの発生
- トラブル3:虫害
- おすすめの水耕栽培キットと資材
- 屋外の水耕栽培に関するよくある質問
屋外で水耕栽培するメリット・デメリット
水耕栽培とは何か?
水耕栽培とは、土を使わずに液肥を溶かした水溶液で植物を育てる栽培方法です。土を使わないことで、病害虫のリスクを減らし、無農薬での栽培が可能になります。また、定期的な水やりの手間も省けるため、忙しい人にも向いています。
屋外で水耕栽培を行うメリット
屋外での水耕栽培には、多くのメリットがあります。まず、背が高くなる植物やツル性の植物を育てやすいという点です。また、太陽の光を直接浴びることで、植物の成長が早くなり、収穫量も増える傾向があります。屋内よりも広いスペースを活用できるケースが多いためため、たくさん栽培し収穫することも可能です。
またベランダ菜園の場合、土の廃棄もする必要がないので非常にその点も屋外で水耕栽培をする人気の大きな理由です。

屋外で水耕栽培を行うデメリット
一方で、屋外での水耕栽培にはいくつかのデメリットもあります。
例えば、雨が降ると液体肥料が薄まってしまうことや、虫害のリスクが高まることがあります。また、強風や豪雨でキットや設備が壊れる可能性もあります。
しかし、適切な対策を講じることで、これらの問題を軽減することができます。
屋外で水耕栽培に適した場所
屋外で水耕栽培を行う際には、適した場所選びが重要です。ベランダや屋上など、一定のスペースが確保できる場所が理想的です。
また、高い場所のほうが虫害のリスクも低くなります。雨を防げる軒先などもおすすめです。そちらについては後程説明します。
水耕栽培を始める方法
水耕栽培の道具は自作も可能ですが、大規模な栽培を考えている場合は、専用のキットを使用することをおすすめします。
種や苗は土壌栽培用のもので問題ありません。苗を植える際は、根の部分をきれいに洗い、液肥に浸します。種から育てる場合は、スポンジなどに種をまき、水溶液に浸して発芽を待ちます。
初心者には種まきからすぐに収穫できるレタスやバジルなどの葉物野菜がおすすめです。
季節ごとの注意点と対策
春の水耕栽培
春は気温が安定しているため、水耕栽培を始めるのに最適な季節です。植物が成長しやすく、病害虫の発生も少ないため、初心者にもおすすめです。ただし、昼夜の温度差が大きい場合があるため、夜間は保温対策を行うことが重要です。
夏の水耕栽培
夏は太陽の光をたっぷりと浴びることができ、植物の成長が非常に早くなります。しかし、高温により水温も上昇しやすく、根腐れのリスクが高まるため、適切な温度管理が必要です。遮光ネットを使用して直射日光を避けることや、水温を下げるための冷却装置を導入することも有効です。
秋の水耕栽培
秋は春と同様に気温が安定しており、水耕栽培を行いやすい季節です。ただし、日照時間が短くなるため、補助照明を使用することで、植物の成長をサポートすることができます。また、寒冷対策として防寒シートを使用することも効果的です。
冬の水耕栽培
冬は低温のため、温度管理が最も重要です。温室やビニールハウスを使用して適切な温度を保つことが求められます。また、水温が低下しすぎると根の活動が鈍くなるため、水の加温装置を導入することも検討しましょう。寒さに強い葉物野菜を中心に栽培するのがよいでしょう。
よくあるトラブルとその解決策
トラブル1:水溶液が薄まる
雨が降ることで水溶液が薄まる場合があります。この問題を解決するためには、雨よけを設置することや、雨が予想される際には水溶液の濃度を高めておくことが有効です。水位が上昇し水があふれない仕様のキットを選ぶことも重要です。
トラブル2:根腐れの発生
高温や過湿によって根腐れが発生することがあります。これを防ぐためには、水温を適切に管理することや、通気性の良いハイドロボールやボラ土をホームセンター等で購入して使用することが重要です。

トラブル3:虫害
虫害が発生することもあります。防虫ネットや殺虫剤を使用することで、害虫の侵入を防ぐことができます。また、定期的に植物を観察し、早期発見と早期対策を心がけることが重要です。
おすすめの水耕栽培キットと資材
初心者には、手軽に始められる水耕栽培キットがおすすめです。以下のキットや資材を参考にしてください。
おうちのやさい菜園キット(初級編)

当店のおすすめのキット第一位は「おうちのやさい菜園キット」です。
大容量、電源不要、水やりが楽で初心者の方におすすめです!
特にベランダ菜園でたくさん野菜を育てたいという方には容量が大きく超おすすめのアイテムです。電源がなくても空気が循環する仕組みなので育成もよく、リピーターさんの多いキットです。(正直、これ複数台あるとかなりの量の野菜を賄えると思います。)
空気を循環させる穴は水位を一定に保つ役割もあり、雨の日にプランターの水位が培地よりも高くなることがないので、根腐れ防止にもなります。

種と一液式の液体肥料もセットなのですぐに屋外の水耕栽培をスタートさせることができます!
アマテラス小農セット(上級編)

1000株育てられる水耕栽培システムアマテラス2台と小規模のビニールハウスのセット。DIYで組み立てられるので、敷地がある方はすぐに野菜の栽培を始められます。本格的に水耕栽培で家庭菜園をされたい方にはおすすめのアイテムです。
屋外の水耕栽培に関するよくある質問
Q.屋外で水耕栽培を行う場合、どの植物が適していますか?
A.はじめての場合は、葉物野菜がおすすめです。成長が早いため、天候の影響を受ける前に収穫できる可能性があります。トマトやキュウリも屋外での栽培に適していますが、ある程度の経験が必要です。
Q.水だけで水耕栽培は可能ですか?
A.可能ですが、成長が遅くなるため、液肥を使用することをおすすめします。液肥は植物に必要な栄養素をバランスよく含んでおり、成長を促進します。
Q.ボラ土とは何ですか?
ボラ土(Volcanic Lapilli)は、火山噴火によって生成される軽石状の堆積物です。軽量で多孔質構造を持ち、水はけと通気性に優れ、適度な保水性もあります。無菌で病害虫の心配がないため、園芸や農業、水耕栽培の培地としてに利用されています。
Q.ハイドロボールとは何ですか?
A.ハイドロボールは粘土を高温で焼き固めたもので、細かい穴がたくさん空いており、空気と水を透過させるため、無菌で使いやすい素材です。ボラ土と同様土の代わりに使用し、植物の根を支えます。
Q.雨が続く場合の対策は?
A.雨が降り続く場合は、水溶液が薄まらないように容器にふたをすることや、雨よけを使用することが有効です。ビニールカバーや簡易温室を設置することで、植物を守ることができます。
Q.ビニールハウスを使う際の管理方法は?
A.温度と湿度の管理が重要です。特に気温が高い場合は、通気を確保するために戸を開けるなどの対策が必要です。定期的に内部の温度をチェックし、必要に応じて換気を行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?屋外での水耕栽培は、日光の恩恵を受けやすく、大規模な栽培にも適しています。適切な場所選びや雨・虫対策を行うことで、成功率を高めることができます。ぜひ、屋外での水耕栽培に挑戦してみてください。
気軽に始められるキットも多く、エコゲリラでも販売していますので、これを機に水耕栽培の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか!?






